
初心者におすすめの米国インデックス商品5選|低コストで始めるS&P500&全米株投資
By Staff | 2025-05-30
Category: インデックス投資
米国株への投資は、ここ数年で日本でも急速に人気が高まっています。
なかでも「インデックス投資」は、投資初心者にも取り組みやすい方法として注目されています。
インデックス投資なら、個別株を選ぶ必要がなく、低コストで広く分散投資が可能です。
本記事では、初心者におすすめの米国インデックス商品5選をご紹介します。
これから米国株投資を始めたい方はぜひ参考にしてください。
インデックス投資とは?
「インデックス」とは、市場全体の動きを示す指標(例:S&P500指数やNASDAQ100指数など)のことです。
インデックス投資は、こうした指数に連動する金融商品(投資信託やETF)を通じて、市場全体に投資する手法です。
インデックス投資のメリット
- 低コスト(運用手数料が安い)
- 分散投資(多くの企業に分散して投資できる)
長期的な資産形成に向いている
インデックス投資のデメリット
- 短期的な大きなリターンは期待しにくい
- 指数そのものが下落するリスクはある
米国インデックス商品の種類
日本から米国インデックスに投資する方法は主に次の2つです。
種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
投資信託(インデックスファンド) | 円建てで購入可能、自動積立可能、為替手続き不要 | 信託報酬がETFよりやや高め |
ETF(上場投資信託) | 経費率が低い、リアルタイムで売買可能 | ドル建てでの購入(為替手続きが必要)、配当金が現金で支払われる |
初心者におすすめの米国インデックス商品5選
① eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)【投資信託】
特徴
- S&P500指数に連動
- 圧倒的に低コストな信託報酬(年0.09372%程度)
楽天証券、SBI証券などほぼすべてのネット証券で購入可能
おすすめポイント
- 日本円で購入でき、つみたてNISAにも対応
初心者に最も人気の米国株インデックスファンド
② SBI・V・S&P500インデックス・ファンド【投資信託】
特徴
- S&P500指数に連動
- バンガード社のETF(VOO)を実質的に利用
信託報酬は年0.0938%程度
おすすめポイント
- バンガードETFの実質コピー商品で安心
SBI証券利用者に特に人気
③ 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)【投資信託】
特徴
- 米国株式市場のほぼ全体(VTI)に連動
信託報酬は年0.162%程度
おすすめポイント
- S&P500に加えて中小型株も含まれ、より幅広い米国市場に投資
米国経済全体の成長に賭けたい人向け
④ Vanguard S&P500 ETF(VOO)【ETF】
特徴
- S&P500指数に連動
経費率は年0.03%(非常に低コスト)
おすすめポイント
- 超低コストでS&P500に投資
- リアルタイム売買が可能
- 長期保有に向いたETF
日本の証券会社でも海外ETF口座を通じて購入可能
⑤ Vanguard Total Stock Market ETF(VTI)【ETF】
特徴
- 米国株式市場全体に投資(約4000銘柄)
経費率は年0.03%
おすすめポイント
- 超低コストで米国全体に幅広く投資
- 配当金も受け取れる
米国の長期的な成長をまるごと取り込みたい人に最適
選び方のポイント
1️⃣ 投資スタイルに合った商品選び
- コツコツ積立 → 投資信託
自分のタイミングで売買したい → ETF
2️⃣ コストを比較する
- 信託報酬・経費率は低いほど有利
ETFは売買手数料や為替手数料も確認する
3️⃣ 購入のしやすさ
- 投資信託はネット証券から簡単に積立設定可
ETFは海外ETF口座が必要
S&P500に連動する商品は基本的に「中身」は同じ
S&P500に連動する商品(たとえば eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、SBI・V・S&P500インデックス・ファンド、VOO など)は、基本的にすべて「同じ指数(S&P500)」を目指して運用されています。
つまり、どの商品を選んでも組み入れている企業(アップル、マイクロソフト、アマゾン、エヌビディアなど)はほぼ同じです。違いが出るのは:
- コスト(信託報酬・経費率)
- 運用会社の違い
購入方法(日本円で買える投資信託 or ドル建てのETF)
です。そのため、コスト面や自分の使いやすい証券会社・投資スタイルに合わせて選べばOKです。
「このファンドはS&P500に連動」と書いてあれば、中身はほぼ同じなので安心してください。
まとめ
初心者が米国株投資を始めるなら、まずは「インデックス商品」からスタートするのがおすすめです。
- 少額からコツコツ始められる
- 時間を味方につけた長期投資が基本
紹介した5商品はいずれも長期投資に向いた優良なものばかり。自分に合った商品を選び、まずは一歩踏み出してみましょう!
よくある質問(FAQ)
Q. NISA枠でも購入できますか?
→ 投資信託はつみたてNISA/一般NISAの対象になります。ETFは一般NISA枠で購入可能です。
Q. 為替リスクはありますか?
→ はい。米ドル建て資産なので為替変動の影響を受けます。ただし長期で見ればそこまで心配しすぎなくてOK。
Q. どの証券会社がおすすめ?
→ SBI証券、楽天証券、マネックス証券が米国株に強く、手数料も安いためおすすめです。
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投資忍者 プロフィール
米国株の投資情報、個人投資家向けの投資戦略、米国株式投資関連情報などを配信しています。
「企業の業績と株価は長期的に統一する」という考えで、米国株の長期的投資をしています。オプション取引では短期的には市場はランダムに動くと考えて取引しています。
元米国不動産アナリスト。米国MBA保有。海外生活約25年。個人投資家兼オプショントレーダー。