
グロース株とは?バリュー株との違いと特徴を初心者向けにわかりやすく解説
By Staff | 2025-05-31
Category: 成長株投資
「最近よく “グロース株が強い” とか “今はバリュー株が注目” って聞くけど…、正直どう違うのかよくわからないんだよね。」
そんなふうに思ったこと、ありませんか?
株式投資を始めると、グロース株とバリュー株という言葉は本当によく出てきます。
でも、なんとなくイメージでは知っているけれど、違いをしっかり整理して理解していない人も意外と多いものです。
この記事では、グロース株とバリュー株の基本的な違いや特徴を、できるだけやさしく・わかりやすくまとめていきます。
① グロース株とは?
**グロース株(Growth株)**は、日本語で言えば「成長株」。
- 売上や利益が急成長中、または将来の高成長が期待されている企業の株式です。
- まだ利益が小さくても、将来的な成長ポテンシャルに期待して投資家が資金を集めます。
株価は割高に見えることが多いですが、それ以上の成長が期待されているのがポイントです。
代表的な業種・企業例
- IT・クラウドサービス
- AI関連・データ分析
- 電気自動車・再生可能エネルギー
サブスクリプション型ビジネス
例)
NVIDIA(NVDA)、Palantir(PLTR)、Snowflake(SNOW)、CrowdStrike(CRWD)、Tesla(TSLA)、Shopify(SHOP)、Airbnb(ABNB) など
② バリュー株とは?
**バリュー株(Value株)**は、日本語で言えば「割安株」。
- すでに業績が安定している成熟企業が中心
- 現在の株価が、企業の本来の価値(資産や収益力)より低く評価されていると考えられる株
配当金が高めなケースが多く、**インカムゲイン(配当収入)**を狙う投資家にも人気
代表的な業種・企業例
- 生活必需品
- 金融
- エネルギー
製薬 など
例)
コカ・コーラ(KO)、P&G(PG)、JPモルガン(JPM)、シェブロン(CVX) など
③ グロース株とバリュー株の違い
以下の表で特徴の違いをまとめてみましょう:
項目 | グロース株 | バリュー株 |
---|---|---|
成長性 | 高い成長期待 | 成長は緩やか/安定志向 |
株価水準 | 割高なことが多い | 割安に放置されていることが多い |
配当 | 配当なし or 少なめ | 高配当のことが多い |
業種 | IT・ハイテク・新興企業 | 伝統的な業種・大型株 |
投資リスク | 価格変動が大きめ | 比較的安定している |
④ どちらに投資すべき?選び方のポイント
グロース株とバリュー株、どちらに投資すべき?
正解はありません。大事なのは自分の投資スタイルや目的に合わせて選ぶことです。
✅ グロース株が向いている人
- 成長企業の将来性に賭けたい
- 値上がり益(キャピタルゲイン)を重視する
リスクを取ってでもリターンを狙いたい
✅ バリュー株が向いている人
- 配当収入を重視する
- 比較的安定した銘柄に投資したい
長期的な資産形成を考えている
✅ 両方を組み合わせる選択肢も
最近は、ポートフォリオに両方の特徴を取り入れる投資家も増えています。
バランスよく組み合わせることで、リスク分散にもつながります。
⑤ まとめ
- グロース株は高成長期待、バリュー株は割安安定志向
- どちらにもメリット・デメリットがあり、一方が常に有利ということはない
自分の投資目的や相場環境に合わせて柔軟に使い分けることが重要
これから銘柄選びをする際は、ぜひグロース株かバリュー株かという視点も意識してみてください!
マーケット概況
最新記事
カテゴリー
タグ
個別株 ETF 基礎知識 インデックス投資 成長株 配当株 米国債 PLTR NVDA AMZN AVGO MSFT META AAPL GOOGL TSLA NFLX UNH GS AMD COIN IBM INTC OKLO IONQ
投資忍者 プロフィール
米国株の投資情報、個人投資家向けの投資戦略、米国株式投資関連情報などを配信しています。
「企業の業績と株価は長期的に統一する」という考えで、米国株の長期的投資をしています。オプション取引では短期的には市場はランダムに動くと考えて取引しています。
元米国不動産アナリスト。米国MBA保有。海外生活約25年。個人投資家兼オプショントレーダー。