
株を買うとはどういうこと?株主になる仕組みとその意味を初心者向けに解説
By Staff | 2025-06-02
Category: 投資の基礎知識
「株を買ったら、自分は何を持つことになるの?」
「株主ってどんな立場なの?」
こうした疑問は、投資初心者の方によくあるものです。
ニュースでよく「株価が上がった」「株主優待」などの言葉を目にしても、実際に株を買うことが何を意味しているのか は意外と知られていません。
この記事では、株を買う仕組みと株主になる意味やメリット・リスク について、初心者の方にもわかりやすく解説します。
1️⃣ 株を買う=企業の「一部を所有」すること
株は企業が発行する「株式」という証券です。
企業は事業拡大や新たな投資のための資金を調達する手段として、株式を発行します。
私たち投資家は、その株式を市場で購入することで、その企業の**「一部の所有者(オーナー)」**になります。
たとえ 1株だけでも株主です。
もちろん、保有株数が多いほどその企業に対する**影響力(議決権の割合など)**は大きくなります。
2️⃣ 株主になると得られる権利
株主になることで、さまざまな権利や利益を受け取る可能性があります。
✅ 経済的な権利
配当金
企業が利益を上げた場合、その一部を 「配当金」 として株主に分配することがあります。
保有株数に応じて受け取れる金額が決まります。株価上昇による売却益(キャピタルゲイン)
買ったときよりも 株価が上がった場合、売却することで 利益 を得られます。
✅ 経営的な権利
議決権
一般的に、1株につき1票の議決権があります。
株主総会での重要な決議(役員選任、配当方針など)に 投票できます。
※議決権のない「優先株」も一部存在します。
✅ その他(日本株の場合)
株主優待
日本企業では、一部の企業が株主向けに 商品やサービスを提供する「株主優待」を実施しています。
配当と合わせて楽しみにしている個人投資家も多いです。
3️⃣ 株はどうやって買うのか?
株を買うには、まず 証券口座 を開設します。
1️⃣ 証券会社(ネット証券など)で口座開設
2️⃣ 株式市場に注文を出す(買い注文)
3️⃣ 注文が成立すれば株主になる
証券会社のシステム経由で株式市場に注文が出され、売り手と買い手がマッチングしたときに取引が成立します。
成立後は、自分の証券口座に「保有株式」として記録され、株主としての権利が発生します。
4️⃣ 株を保有するとはどういうことか?
株を買って取引が成立すると、その株は 証券会社の証券口座内に表示されます。
昔は紙の「株券」が存在しましたが、現在は 電子化されており、証券会社のシステム内で管理されます。
株主名簿は企業側で管理しており、その情報をもとに 配当金の支払いや 株主総会の案内が行われます。
5️⃣ 株を買うことのメリットとリスク
✅ メリット
資産成長が期待できる
株価が上がれば 売却益が得られる。長期保有で 企業の成長に乗ることも可能。配当金や優待などのインカムゲインが得られる
企業の成長を応援できる楽しさ
✅ リスク
株価が下がる可能性(元本割れ)
市場や企業の状況によっては、購入時より 株価が下がるリスクがある。企業の倒産リスク
万一、企業が倒産すれば 株価はゼロになることもある。市況に左右されやすい
景気や世界情勢によって 株価が大きく変動することがある。
6️⃣ 株主になった後にできること
株を保有した後は、次のような行動が可能になります。
- 長期保有して配当や優待を受け取る
- 株価の動きを見ながら売却タイミングを考える
- 株主総会に参加し、企業の方針に対して意見を表明する
中長期的に企業の成長を楽しむ
まとめ
- 株を買う=企業の「一部の所有者」になること
- 株主には 経済的権利(配当・売却益) や 経営的権利(議決権) がある
メリットとリスクを理解し、自分の投資スタイルに合った株式投資を心がけよう
株主になるということは、単に「お金を増やす」だけでなく、企業の成長を応援し、その一員になる楽しさも味わえる投資体験です。
初心者の方はまず少額から、楽しみながら学んでいくことをおすすめします!
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投資忍者 プロフィール
米国株の投資情報、個人投資家向けの投資戦略、米国株式投資関連情報などを配信しています。
「企業の業績と株価は長期的に統一する」という考えで、米国株の長期的投資をしています。オプション取引では短期的には市場はランダムに動くと考えて取引しています。
元米国不動産アナリスト。米国MBA保有。海外生活約25年。個人投資家兼オプショントレーダー。